旧暦二月となりました。
しかしここ数日本当に暖かいですね。
ひょっとして桜でも咲いてしまうんじゃないかと思うような陽気です。
ところで「如月」と書いて「きさらぎ」。
月の異名の内、「月」がつかないのは「弥生」と「師走」。しかし、「月」がつきながら「〜づき」と読まないのは「如月」だけですね。
「きさらぎ」については、「衣更着」で、まだ肌寒いので更に着物を重ねて着るというのが語源であるというのが一般的ですが、何故それを「如月」と表記するのか?
これは元々古代中国で二月の事を「如月」と言ったのをそのまま日本で受け入れて、更にその後、日本で「衣更着」の音で読むようになったという経緯があるようですね。
しかし何故そもそも中国で「如」の月だったのか?
「如」は辞書で引くと「一切のものに通じる不易不変の理法、真如」とあります。
つまり旧暦二月に春を迎えて実際に万物が動き出す事を「如」であると捉えての呼称だったのでしょう。
してみると、日本人の生活に裏打ちされて「きさらぎ」と読むよりも、私は「にょげつ」若しくは「にょづき」とでも読んだ方がずっと意味が深いように思います。
万物が動き出すと言えば、今日から七十二候の「草木芽動」(そうもくめばえいずる)でもあります。
関東では正にそんな感じの気候です。しかしこうして暖かくなってみると、先日来の大雪が降った地域などは融雪による二次災害も心配ですし、また暖かくなったからと浮かれていても来週からはまた寒波が押し寄せるようですし……。
朝夕の寒暖差も段々と大きくなって、人間の営みが大きく季節に翻弄されるのもこの季節です。
自分を取り巻く自然、その中で生きていく自分、全てが「如」なのではないかと思います。
やはり旧暦の月の異名は中々深いものがあるように思います。

まんさくの花
「先ず咲く」が名の由来だそうですね。